【米津玄師】心を揺さぶる衝撃『lemon』歌詞の謎に迫る!

コラム

日本の音楽シーンを騒がせている米津玄師。
オリコンランキングでよく名前を見かけますよね。

「一体何者!?」

あまりにもミステリアスな存在感に、そう思う人も多くいるのではないでしょうか?

今回はそんな独特のオーラをかもし出す米津玄師の魅力に迫ります。

1.米津玄師とは?

(出典:Photo by Jiro Konami 『Flamingo / TEENAGE RIOT』アーティスト写真)

 

1991年3月10日生まれ。徳島県出身のミュージシャン。
シンガーソングライターでもありイラストレーター、ビデオグラファーでもあります。

 

米津玄師(よねづけんし)という名前を最近知った人でも、『ハチ』という名前は聞いたことがあるという人は多いかもしれません。

実は米津玄師はボーカロイド楽曲を『ハチ』という名義で投稿し続けていたんです。

「まさかあのハチさんの正体が…!?」と私 自身も本当に驚きました。

ボーカロイドの初音ミクやGUMIといったキャラクターを使って、多数の名曲をニコニコ動画に投稿し続けていました。

特に『マトリョシカ』『パンダヒーロー』などはミリオン再生を超える大ヒットとなった楽曲です。

ハチ MV「マトリョシカ」HACHI / MATORYOSHKA
ハチ MV「パンダヒーロー」HACHI / Panda Hero

米津玄師はボカロPとしての顔を持つだけではなく、イラストレーターやビデオグラファーといった多彩な才能に溢れています。

歌唱力の高さはもちろん、世界観のある歌詞やイラスト、米津玄師の生み出すもの全てがファンの心をとりこにしているんですね。

 

また、米津玄師自身のビジュアルにも注目が集まっています。

ただのイケメンではありません。
独特の世界観を持つ、ミステリアスな雰囲気漂うイケメン …とでも言いましょうか。
イケメンだなんて一言で軽々しく言えないような、そんな不思議な魅力を持つアーティストです。

 

最近では第96回ドラマアカデミー賞『最優秀ドラマソング賞』も受賞し、さらに多くの人たちの注目を集めるようになりましたね。
そして今回取り上げるTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌『Lemon
これについてはネット上でさまざまな考察がされています。

歌詞も不思議な内容で、一体これはどういう意味だろう?と私も自分なりに考察してみました。

2.lemonの歌詞に込められた想い。

米津玄師 MV「Lemon」

MVも独特な世界観で、他のアーティストにはない米津玄師のセンスが溢れています。
歌詞の内容も一度聴いただけでは理解できない人が多いと思います。

このlemonという歌詞を理解するためには、この楽曲が制作された背景、『アンナチュラル』というドラマの根底にあるものを知る必要があります。

 

「正直、ドラマは観てない…。」

という方の為に、ドラマの内容を簡単にわかりやすく説明しますね。

『アンナチュラル』は、不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory、通称UDIラボ)を舞台に、主人公の三澄ミコト(法医解剖医)が様々な不自然死(アンナチュラル・デス)事件を解決していく人気ドラマです。

 

アンナチュラルの挿入歌として、番組制作側からは「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲を」というオーダーがありました。
このオーダー後に楽曲制作を始めますが、その最中になんと米津玄師さん自身の祖父が亡くなってしまったのです。

制作中の身近な人の死…その結果、「あなたが死んでしまって悲しい」という曲になりました。

3.MVに隠されたメッセージ。

(出典:Photo by Jiro Konami 『Flamingo / TEENAGE RIOT』アーティスト写真)

まず最初に、なぜタイトルが『lemon』なのかというところに注目してみます。
レモンの味を思い出してください。
すっぱさが口の中いっぱいに広がり、その後に苦みが残りますよね。

 

強い衝撃の後に、心に残り続ける苦みや苦しみ…それが『lemon』の中には詰まっているのです。

ちなみにレモンという言葉は不完全、欠陥品といったマイナスな意味として使われることもあります。

米津玄師の『lemon』の中にはそんな深い意味も込められているのかもしれません。

 

さて、MVを見て最初に気になったのは何でしょうか?

私はハイヒールです。
米津玄師さんだけではなく、このハイヒールは不自然なダンスを踊る女性ダンサーも履いていますね。

 

ハイヒールは亡くなった女性の象徴。謎の女性ダンサーは死者役です。
だからこそ身体の動きに違和感があり、どこか生気を感じないダンスになっているんですね。

このPVのテーマは死者に祈りを捧げるレクイエム(鎮魂歌)です。
教会が舞台になっているのはその為ですね。

まさにアンナチュラル(不自然)なMVですが、実はもう一つ隠された大きな秘密があります。

『lemon』は普通に見ると生きている視点のMV。
ですが逆再生すると、亡くなっている女性目線のMVになるのです。

YouTube

確かに通常のMVでは違和感のあった女性の動きが、女性目線だと歪さをあまり感じません。

死んだ人は世界が逆向きに進むと言われますよね。
「この世」と「あの世」は『逆さまになっている』との考えは古くからありました。
お葬式では逆さ事といって、『死んだ人の着物の襟は左前に着せる』『布団を逆さまにかける』といったことが今でもされていますよ。

 

一体どこまで深く考えられて作られた作品なのでしょうか…。
米津玄師はまさに鬼才と呼ぶにふさわしいアーティストなのかもしれません。

4.まとめ

聴けば聴くほど、見れば見るほど米津玄師の世界に引き込まれていきます。
女性ダンサーはもうこの世に存在していない人間。だからこそ米津玄師は反応することもなく、そして交わりあうこともないのですね。

大切な人を失った悲しみと生者に触れられない死者の想い。
言葉にできないこの切なさををここまで美しく表現できるアーティストは他にいるでしょうか?

まさにレクイエム(鎮魂歌)にふさわしい一曲となっています。

死は誰にでも平等に訪れるものですが、その死を常に身近に感じながら生きている人は少ないと思います。

ある日突然大切な人が自分を置いて逝ってしまったら…?
もしも自分が明日死んでしまうとしたら…?

米津玄師の『lemon』は、普段忘れてしまっている『死』について深く考えらせてくれる作品です。

ぜひ聴いてみてください。

 

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